牛久大仏・房総半島ドライブ

2月11日、12日と思い立って房総半島をドライブしに行った。

道の駅ごかで昼食を食べる。なんとなく雰囲気がいいし、家からも高速を使って1時間弱と手頃な距離なのでちょいちょい行きたくなる。前から気になっていたピタパンを食べてみた。具が大きくて味付けもちょうどいい。

茨城の水産物フェアもやっていた。生ものは買えないけどフライが一山500円で売られていたので買ってみる。思ったよりたくさん入れてくれた。中に一つ、かなり身が締まっていて鶏の胸肉かささみかと思うような肉々しいフライがあってとてもおいしかった。マグロにしては淡泊だし、なんの魚だったんだろう。

銚子方面に向かうついでに牛久大仏に寄ってみる。でかい。周辺は土産物屋が並んでいてちょっとした観光地になっている。いや観光地なんだけど。

大仏の胎内に入るのは30分待ちということなので諦めて庭園だけ見て回る。こういう像の内部って高いところに登れるだけであんまり面白くないしね……。高いこと以外で胎内巡りを楽しめたのは、中が博物館になってる自由の女神像くらいか。

牛久大仏を見上げることで人生が許されるらしい。許された。

土産物屋で試しにバラ買いしてみた「すいーとぽてと」というお菓子がとてもおいしかったので箱で買った。芋とバターの味が濃厚で、適度にしっとりとしていておいしい。

銚子駅前のルートインを予約したので向かう。東関東道は山の中を通るだけであんまり面白くないし、所要時間も大して変わらないので下道を通ることにした。

ルートインに無事到着したので夕食を探す。銚子駅前は結構広い。太平洋岸自転車道の起点になっているらしく、自転車に乗ったチーバくんがいた。

ちょっと歩き回るだけだとあまりピンとくる店がなかったので、駅前の「きょんまる」という観光客向けっぽい居酒屋に入った。地魚の刺身盛りと地酒の祥兆を頼んだ。祥兆はすっきりしていて飲みやすかった。〆に頼んだアジのつみれ汁は、つみれがかまぼこみたいに弾力のある食感でちょっと面白かった。

翌日はホテルのバイキングで朝食を食べる。バイキングなのに料理が結構凝っていて、地元で捕れたヒラメのアクアパッツァとか漁師汁とかがある。スクランブルエッグもキノコ入りのデミグラスソースがかかっていておいしい。

出発前にちょっと周辺を散策してみる。風が強い。港町だからか街灯に信号旗で何か書いてデコレーションしてある。信号旗はまったく覚えてないので全然読めなかったけど、いつかちゃんと読みに行ってみたい。

なぜか桃鉄の貧乏神がいた。

沿岸のドライブ前に銚子ポートタワーに寄ってみる。よく知らなかったけどアマガミの舞台だかなんかで、あちこちにアマガミのキャラのpopが置いてある。pop自体は撮り忘れた。

通路を通って隣のウオッセ21という即売所にも寄ってみた。「てうし汁」という名前の漁師汁を売っていたので食べた。朝も漁師汁を飲んだけどこっちもおいしい。「てうし」ってなんだろうと思っていたけど、よく考えると「ちょうし」か……。

犬吠埼は前に行ったので飛ばして九十九里浜へ。九十九里有料道路を走る前に「海の駅九十九里」に立ち寄って昼食を食べる。ベタに海鮮丼でも食べようかと思っていたけど、昼時だからか45分待ちと書いてあったので諦めて、マカジキフライのカレーにした。おいしい海鮮丼は東京でも食べられるけど、こういうB級っぽいのは現地にしかないからむしろ積極的に選んでいくべきかもしれない。マカジキは身がよく締まっていておいしい。これ昨日のフライに入ってたやつと同じ気がする。

おやつにびわドーナツを買った。これは結局その場では食べず、家に帰ってから食べた。おいしかったけど、びわの要素はよくわからん。建物の前には青いポストが置いてあってアメリカっぽい(雑)。

フードトラックでコーヒーとピーナッツシュークリームを買った。シュークリームは名前から想像されるよりもずっと淡い味わいだった。もっと甘みが強ければピーナッツの味も引き立つ気がする。

九十九里有料道路を通ってとりあえず勝浦方面へ向かう。途中で月の沙漠記念館という施設への道案内があったので、興味を引かれて立ち寄ってみることにした。海岸をなんかおしゃれな呼び方をしているのかと思ったら、月の沙漠というのは童謡の名前らしい。全然知らん。

このへんは御宿町というらしく、400年ほど前からメキシコとの交流があるらしい。記念館にはエビアミーゴというゆるキャラのでかい人形とグッズが置いてあった。地元の特産品の伊勢エビに掛けているらしい。なんかいい感じだったのでステッカーを買って車のリアガラスに貼った。

車1台分くらいの路地を通ったところにある、マンション裏の空き地が月の沙漠記念館の駐車場になっている。なぜこんなところに……。

あんまり疲れてないしまだ全然運転できそうなので、房総半島最南端の野島崎灯台まで行ってみることにした。途中に「道の駅和田浦WA・O!」という変な名前の道の駅があったので立ち寄ってみた。ちょうど17時を過ぎたところで施設は閉まっていたけど、外にある鯨の骨格標本(のレプリカ)は見れた。ブレワイの大化石を思い出すね。

頑張って急いだものの、日没にはギリギリ間に合わず野島崎灯台に着いた頃には真っ暗になってしまった。一応房総半島最南端の碑だけ見に行った。周囲にいろいろ道の駅もあったし、明るい時間にもう一度来たい。

寒いしちょっと疲れてきたので帰路につく。アクアラインの近くにある「天然温泉湯舞音」で暖まって帰ろうかと思っていたけど、館山を通るときに別の温泉施設があったのでそっちに行ってみることにした。入館料1600円と高い割に露天風呂はあんまり広くなくてちょっと残念な感じだった。食事はおいしい。ゴマアジ丼を食べた。

館山自動車道とアクアラインを通っていつも通り家に帰る。走行距離は2日合わせて483.3km。下道が多かったこともあり、走行時間の割にはあんまり距離を走ってない。京葉道路を通ってぐるっと東京湾を回ればきれいな線が描けたけど、暗くなってたしそこまでのやる気はなかった。また行くなら房総半島の西側をたどって野島崎灯台にもう一度チャレンジして、道の駅回収かな。